保存版・院内確認用
2026年10月2日公開・更新
院長・事務長向け
クリニックDXチェックリスト
サービスを契約する前に、院内で確認したい8領域・30項目をまとめました。すべて埋めることより、未確認の項目を見つけるために使います。
PRINTABLE CHECKLIST
紙に出して、院内で確認できます。
01
導入目的
何を改善するのか、対象と対象外を決めます。
- 患者の利便性、医療の質、業務負荷のうち、改善したいことを一文で説明できる
- 対象業務と、診療の最終判断など対象外にする業務を決めている
- ツール導入ではなく、業務上の問題を起点に検討している
02
現在の業務
導入前の状態を、数字と担当者で残します。
- 来院前から会計・連携までの流れを職種別に書き出した
- 電話、転記、確認、待ち時間、入力漏れ、例外対応を把握した
- 所要時間や件数など、導入前と比較する基準値がある
- 意思決定者、運用担当者、問い合わせ担当者を決めている
03
既存システムとの連携
『連携できるはず』ではなく、現在の仕様を確認します。
- 電子カルテ、レセコン、資格確認、予約等の入力元と連携方向を一覧にした
- 二重入力が残る場所と、確認する担当者を把握した
- ベンダーに対応時期、改修費用、必要な設定を確認した
- 接続テストの担当者と完了条件を合意した
04
情報セキュリティ
サービスだけでなく、院内の運用も確認します。
- 経営、企画、日々の運用、委託先の役割を文書化した
- アカウント、権限、端末、更新、ログ、バックアップを確認した
- 患者情報を外部へ渡す範囲、目的、同意の扱いを確認した
- インシデント時の連絡先と報告手順を決めた
05
契約・費用
月額だけでなく、開始から終了までを比較します。
- 初期、継続、改修、連携、移行、教育、保守の費用を書面で比較した
- 障害・脆弱性対応、連絡時間、パッチ適用の役割を確認した
- 解約時のデータ返却、移行、削除方法と費用を確認した
- 院内と各ベンダーの責任範囲が契約上明確である
06
運用・教育
操作説明だけでなく、例外時の対応まで練習します。
- 対象患者、対象外、本人確認、人へ引き継ぐ基準を決めた
- 現場でリハーサルを行い、手順書と問い合わせ先を共有した
- 職員・委託先への情報セキュリティ教育を実施した
- 教育の受講と手順の見直しを記録する方法がある
07
障害対応
止まったときに診療を続ける方法を先に決めます。
- 停止時に誰が判断し、どの業務をどう継続するか決めた
- 紙・電話・手作業へ切り替える手順と必要な様式がある
- 緊急連絡先、復旧優先順位、バックアップ復旧方法を確認した
- 障害やサイバー攻撃を想定した訓練予定がある
08
効果測定
導入前と同じ指標で、継続する価値を判断します。
- 処理時間、転記、入力漏れ、問い合わせ、待ち時間を比較する
- 職員と患者が感じる負担も確認する
- 安全性と患者対応に問題がないかを最優先で確認する
- 継続、修正、拡大、中止を判断する日を決めている
このチェックリストの位置づけ
本チェックリストは院内判断の補助であり、個別製品の安全性や適法性を保証するものではありません。医療情報を扱うシステムは、厚生労働省の安全管理ガイドライン第7.0版、契約内容、ベンダーの最新仕様を確認してください。
出典
NEXT STEP
チェック後の進め方を確認する
未確認の項目が分かったら、現状把握から効果測定までの5ステップで小さく進めます。
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